雑談はコーヒーと共に

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Pokémon Sleepの睡眠計測を他アプリと比較してみた

ポケモンスリープ思ったよりも流行ってますね。日本人は睡眠不足な国なので普及しなさそうと思っていたのですが(実際そんな記事出てる)、この流行りがいつまで続くのかは興味深いですね。ゲームそのものは寝るだけで遊べますし、実際それ以上の要素はないので、案外私には向いてそうです。やり込み要素あるゲームはね、忙しくてね。今回はポケモンスリープの睡眠計測をスマートバンドXiaomi Smart Band 7の睡眠計測と比較したいと思います。似たような記事たくさん出てそうだけど、比較している自分が楽しければそれでいいのだ。それぞれの表記は記事内でかなりブレますがあまり気にせずお読みください。

Xiaomi Smart Bandは昔から使っていますが、初期のころからかなり正確な計測をしてくれています。使っていて驚くほど正確です。というのは、間違いなくこの瞬間から意識がないという時間からちゃんと「寝た」と判断していました。起きたタイミングは意識があるので正確なのはすぐ分かります。睡眠の深さ・浅さやレム睡眠・ノンレム睡眠はさすがに私自身には分からないので判断のしようはありません。まあこれはある程度正確だろうくらいの感覚で使っています。

それでも予想としてはポケモンスリープよりは正確です。ポケモンスリープはスマホ(か専用の計測器)を枕元に置いて計測するのに対して、Xiaomi Smart Bandは直接腕につけています。睡眠計測は基本的に呼吸音、寝返り、いびきや歯軋りなどを参考にして睡眠の深さを計測していると思います。腕に直接ついているXiaomi Smart Bandは寝返りをより正確に感知できますし、心拍数も計測しているので、もしそれも参考にしている場合はより多くの情報を元に睡眠計測を行なっています。

まあ株式会社ポケモンもXiaomiも睡眠の研究機関ではないので、サービスを受ける側としては参考程度に考えて、計測結果を気にしすぎてもダメでしょうね。とにかく、ここ二日間の記録を比較していきたいと思います。

7月21日の夜

7月20日の睡眠計測は寝ている間にスマホをベッドの下に落としてしまったようなので、ポケモンスリープでは「計測できなかった時間」と書かれた時間が2時間くらい出てしまいまして…、今回は省こうと思います。

測定できないとこう表示されます。

まずは7月21日。

Xiaomi Smart Bandの連携アプリであるZepp Lifeのグラフがこちら。途中で気が付いたのですが、Zepp Lifeは23日の日付で22日夜〜23日朝までの計測を表示しますが、ポケモンスリープは22日で表示しています。最初は間違えて同じ日付で表示されているデータを比較していたので全てやり直しになりました。orz

上がZepp Life (Xiaomi Smart Band)で下がPokémon Sleepです。 おっとぉ…、既に結構違うぞ(笑)。まずXiaomiによると就寝時間は23:56、ポケモンは23:51。スタートはかなり近いですね。ポケモンはもしかたら「寝る」ボタンを押してからすぐ「就寝」と認識したのに対して、Xiaomiは身体の状態から「寝た」と判断したので計測の開始時間が若干遅れたのかもしれません。まあこれはwithin the margin of errorです。

起床時間には何故かかなり差が出てしまっています。あまり覚えていないのですが(汗)、ポケモンスリープはアラームを止めた時に「起きた」と判断し、Xiaomiは僕がベッドから出ないのでアラームを消して寝続けたと判断したのかもしれないです。た、たぶん二度寝してます(笑)。ここはポケモンスリープの弱点になりそうですね。アラームを止めてから二度寝してしまうとそれ以降の睡眠を計測できない。Xiaomiはバンドから計測した身体の状態から判断するので、バンドを外したりしない限りはなかなか騙せないと思います。

より細かく比較していきましょう。まずは睡眠タイプの比較。 さて、ポケモンスリープは睡眠タイプをあえて可愛い表記にしているので比較がしにくいです。深い眠り=ぐっすりなのは予想がつきますが、残り2つはよく分かりません。時間から判断して浅い=すやすや、REM=うとうと、でしょうか。公式の説明を少し見てみましたがはっきりと分かるものは見つけられませんでした。見つけた方がいらっしゃったら教えてください。

それでは今度はグラフの比較。 なんとなく位置を合わせていますが、ズレも激しいのでそこは申し訳ありませんが各自の脳内で補正してください。ポケモンの方はアプリによると上がうとうと、真ん中がすやすや、下がぐっすりな睡眠のようです。深い睡眠の時間帯は大体一致してそうですが、ポケモンは4時〜5時の間にもう一回深い睡眠があったと判断しているのに対してXiaomiは無かったと判断しています。深い睡眠以外に関しては、ポケモンがうとうと(REM)とすやすや(浅い)睡眠が交互に来ていると判断しているようです。Xiaomiはあまりレム睡眠は発生しておらず、ほとんどが浅い睡眠だと判断しているようです。ここについては僕にはよく分かりません。真相は脳波を直接測定する装置を使わないと分からないでしょう。僕にはそこまでする気はないので、誰かがやっていたら教えてください。

7月22日の夜

お、今回の睡眠時間はけっこう近いですね。Xiaomiの計測がまた若干長いですが、今朝は確かに目が覚めてからしばらくベッドでゴロゴロしていて、もう寝れないから諦めて起きた記憶があります。この時間帯をXiaomiは「寝ている」と判断してのでしょう。 あれ、すやすやとうとうとの多さが逆転しましたね。Xiaomiは相変わらず浅い睡眠が一番多いです。ええ〜、これだとすやすや=浅いの予想が崩れてしまう。困った。確かに、浅い→レム→ノンレムが深さとして個人的にしっくり来るので、表現的にはうとうと→すやすや→ぐっすりの順番が自然な気はします。とりあえずグラフを見て判断しましょう。 またですが、ポケモンのほうが深い睡眠の回数が多く計測されています。グラフを見た感じ、やはりポケモンの表の真ん中(すやすや)がレム睡眠だと考えると上手く一致している気がします。ただ21日と同じように、深い(ぐっすり)以外は差が大きくてよく分からないですね。二つしか比較していないので、他のアプリ(やさっき話した脳波をチェックできる計測器)の結果とかが無いとどちらが正しいかは判断できないでしょう。

分析結果

結果は以下の感じです:

  • グラフはある程度一致しているが細かい差がある
  • 深い睡眠(ぐっすり)はポケモンスリープが多く計測している
  • ポケモンスリープは全種類の睡眠タイプが周期的に来ていると計測している
  • Xiaomiは残りの睡眠タイプ二種のうち浅い睡眠を圧倒的に多く計測しているが、ポケモンスリープは残りの二種は同じくらいの量で計測している
  • アプリの情報だけではすやすやとうとうとな睡眠がレム睡眠と浅い睡眠のどちらなのか判断がつかない
  • ポケモンスリープは人間の操作を元に就寝・起床を判断し、Xiaomiは身体データを元に判断しているため、計測結果にはその差が現れている

個人的な予想ですが、やはりXiaomi Smart Bandのほうが正しいかな、と思っています。ポケモンスリープは全種類の睡眠タイプが周期的に来ていると判断していますが、これは単に予想から来るものだと考えています。一般的に睡眠は約1時間半で全種類が一周すると言われているため、ポケモンは「一周するだろう」という予想のもと判断していると思います。対して、Xiaomiのほうは身体計測から判断するため、「一周する」という一般論よりも計測データを元に判断したと、私個人は解釈しています。なお、Xiaomiの計測が正確なのかは私には判断しようがありませんし、ポケモンがそういった情報を根拠として判断しているのかも実際は分かりません。

まあこんなもんでしょう。正直、これ以上は素人がいくら分析しても大した結論は得られないと思うのでここで止めておこうと思います。両方とも一致している部分はそれなりにあるようなので、どちらも的外れということはないでしょう。あとは参考程度に楽しめば良いのだと思います。

そういえばポケモンは一定量の睡眠データが蓄積されると週ごとや月ごとの分析をしてくれるようです。それも楽しみですね。

ちょっぴりXiaomi Smart Bandについて話しますが、かなりコスパの良いスマートバンドになっています。スマホのアプリ通知もすぐに分かりますし、着信もすぐに分かります。歩数・睡眠データ・ストレスデータなどなどの日常のデータがどんどん蓄積されます。これくらいの用途しか求めていないなら、Apple Watchとかはいらなくてこれで十分だと感じさせてくれます。Huawai Bandなど競合は多いですが興味のある人は試してみてください。