雑談はコーヒーと共に

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『Fate/Grand Order -冠位時間神殿ソロモン-』感想

見に行ってきましたよ!ただ感想を言うだけの記事です。今更ネタバレ配慮は必要ない気がしますが、ストーリーで語りたいことも特にないので(笑)、ネタバレは無いと思います。あったら言ってください。ただ自己満のためにキーボード叩いてるだけですが、映画を観るか観ないかの判断材料にでもなれれば光栄です。

anime.fate-go.jp

FGOは僕が続けることができている数少ない趣味の一つなので、けっこう積極的に楽しんでいます。

マルチメディア展開もしてますし、FGOゲーマー界隈も昔ほどではないとはいえまだまだ盛り上がってるので、TYPE-MOON作品に飽きない限りは今後も楽しんでいきたいと思っています。

なので『Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』も実は見ています。

ufotableが作った超高クオリティの『Fate/stay night』のアニメや映画と比べられてしまって最初からファンの期待値が低かった映画キャメロットですが、僕はちゃんと見ました(笑)。まあ前編は微妙だったけど後編は結構良かったよ。戦闘シーン多めだったし、ランスロットVSアグラヴェインのシーンもこだわりを感じた。

映画ソロモンの話に戻ると、『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』を安定した高クオリティで作ってくれたCloverWorks(A-1 Picturesと考えてもいいのかな)なのでけっこう期待してました。どうやらコロナの影響で制作が遅れ、こんな時期の上映になってしまったよう。作画クオリティはもちろんufotableとは違った方向で綺麗に戦闘シーンを描いてくれるため普通に格好良かった。ストーリー長いしサーヴァントがオールスターで出てくる章だから一人一人の戦闘シーンは短めだけど、なんとか映画の時間に詰め込んでくれた感じでしょう。

基本的には藤丸、マシュ、Dr. ロマン、ゲーティアの4人の対話劇に近い形で脚本作りをしていると感じました。「死」を越えられない人類への想いだったり、人類の「悪」への想いだったり、それを一般人、ホムンクルスなど様々な視点で出た結論をぶつけ合う映画だったなー、と思います。それに色々なサーヴァント達の戦闘シーンが加わった感じです。ちょっとこういった哲学的(?)というか大きめなテーマを深掘りするのが好きな人は楽しく見れるかなって思いました。後は、一瞬でも推し鯖が動いているシーンにお金を払う価値を感じれる人も見るべきでしょう。逆に言うと、戦闘シーン重視だったり特定のサーヴァントによる戦闘をできる限り見たい人はあまり楽しめないかもしれないです。

そういえば牛若丸の戦闘シーンは明らかにバビロニアの戦闘シーンをオマージュしてましたね。格好良くて感動して何度も見たシーンなのですぐに分かりました。あとはゲーティアとの最後の戦いも肉弾戦になっていて『Fate/stay night [Heaven's Feel]』の最後の衛宮士郎言峰綺礼の殴り合いのオマージュなんだろうな、とは思いました。他にも僕が気づかなかったFateファン向けのサービスはあったのかもしれない。オマージュっていいよね。

戦闘シーンは流石のクオリティ。ufotableみたいに重量感があって立体的な動きが激しくてカッコイイ戦闘と言うよりは、とても綺麗な作画とCGによる躍動感ある戦闘って感じか。FGOという作品にとても合ってると個人的には思います。あとアレキサンダー巌窟王の活躍も意外と多かった。彼らを推しにしているマスターは大歓喜でしょう。人気鯖であるジャンヌやネロもけっこう出番ありましたね。個人的にはスカサハ師匠、ナイチンゲール婦長、サンソンが戦闘に出てきてくれて嬉しかった。アレキサンダーは「未来の自分を知識として知っている状態」でサーヴァント化してるので、ある意味「輝かしい未来を内在した」存在。奪われた人類史の未来を取り戻す戦いで活躍するのはとてもエモいと思いました。

重要なシーンは全部丁寧に作ってくれたな、と思いました。僕は泣きはしませんでしたが、うるっとくるシーンはたくさんありました。まあ戦闘シーンよりはここを重視しないとマズイのでちゃんとしてます。あのセリフをエンドロール中に流すのはズルいって…。

エンドロールと言えば、ワダアルコさんやBUNBUNさんなど関わったイラストレーター達の名前もありましたね。彼らの名前も見れて嬉しかった。

映画館は思ったよりもたくさん人がいました。なんでだろう?と思ったらみんなヒロアカの映画のために並んでいました。なるほど。FGOを観に来た物好きは高校生から中年くらいまでの年齢層。そして意外と女性も多かった。Fateって女性ファン少ないイメージだけど(そもそも男性向けコンテンツだし)、FGOは意外と女性ファンもいる…のかもしれない。僕の友達でFateの女性ファンって…5人もいたかな…?映画館で聞こえてきた会話から判断すると、ゲーム未プレイの人もチラホラいましたね。アニメとか他のFate作品から入ってきた人たちかな。FGOの映画がどれだけコスト回収できているのかは分かりませんが、新規ファン獲得のためにはやっぱりマルチメディア展開は大事ですね。かく言う僕も実は長らくFateシリーズファンのくせにFGO始めたのはバビロニアのアニメ以降ですしね。

そろそろ1.5部の英霊剣豪七番勝負をアニメ化して欲しいな〜。漫画はかなりよいクオリティで作ってくれているのでストーリー好きだった人はぜひ!これは重々しい雰囲気だし戦闘もそんな感じだったからCloverWorksでもいいけどufotableも合いそう。ただこれも収益見込めるか分からないしな…。ビジネスって難しい。 漫画はKindle版を買ってしまったくらいに良い!Amazonでは1巻も200件以上のレビューで星4.8/5なのでかなり高評価!気になる人はぜひ試してみてください。

書き疲れたのでそろそろ終わりにしましょう。総評として『Fate/Grand Order -冠位時間神殿ソロモン-』は観に行く価値は合ったのか。「個人的にはあった」でしょう。一般的にはないですが、お金が払えるくらいFGOや推しが好きな人は見る価値ありでしょう。以上、感想でした。あ、特典の色紙はジャンヌとギルでした。

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個人的にはマシュ+藤丸かロマニ+ダヴィンチのほうが欲しかったが、あまり気にする人でもないので普通に嬉しい。