久しぶりに画面越しで見る顔

今日は日曜日。午前中はいつも教会の礼拝に参加している。クリスチャンなので。

今日はちょっと特別だった。我が教団の神学生による証とメッセージが行われる日だったのだ。神学生とは牧師になるための学校に通っている人のことだが、我が教団の神学校は東京の浅草橋にある。だからzoomを通して、画面の向こう側からリアルタイムで賛美やメッセージを届けてくれた。

何よりも嬉しかったのが、よく知っている顔をたくさん見ることができたからだ。大学卒業まで通っていた教会で一緒に信仰生活を歩んでいた人が多い。もともと僕も牧師の子供なので教団の中ではそこそこ顔は広いほうなのだが（とはいえ交流をサボりがちなのでもはや狭くなってしまっているが）、今の神学校は通っていた教会から献身し、神学校に通っている生徒が二人はいる。よく一緒に奉仕した仲だ。僕としてはあまり素直に自己開示できる人ではないので距離をうまく縮められてはいなかった本音もあるが、それでも大事な仲間だ。実際、用事がないとLINEで会話する人でもないので九州に来てからはあんまり会話していない。それでも画面越しに顔を見ることは嬉しかったし、最後にちらっとカメラに近づいてお互いに会釈することができただけでも嬉しいものだ（正直、これだけでも恥ずかしさを感じる自分のコミュ障さには驚く）。

一人で篭っていても楽しく過ごせてしまうインドア派で内向的な人間だが、それでも人に助けられ支えられながら生きている。コロナ禍なら尚更、そのことをちゃんと実感して生きていかないと、と自分に言い聞かせた今日だった。

あまり自分からはしないことだが、「今日はありがとう」とLINEでも送ることにしよう。…それができないだけでも自分は社会人としてどうだろう、と思いつつ。

そういえば、九州は長く大雨が続いてその様子が報道されている。災害が起きた地域の住民の安全のことはちゃんと祈らなければ。また、心配してくれて「福岡は大丈夫？」と連絡してくれた旧友が何人もいる。今、これを書いている間にもまた連絡が来た。僕はあまり友達に構ってあげられなかった人間だが、本当にありがたい。僕自身、ちゃんと周りの人間に関心を持っていかなければいけないな。やはり、人間は愛されているからこそより愛することができる。愛の循環は人間社会に必要不可欠だ。