雑談はコーヒーと共に

ダラっと好きな事について語り合いましょう、コーヒーでも飲みながら。

クリスマスですねって挨拶しようとしたら何故か起源の話になった

えー、ただいま12月24日の夜9時頃です。クリスマスイブですね。なぜかこんな時にブログを書き始めた僕です(笑)。

メリークリスマス。もうクリスマスです。クリスマスイブも立派なクリスマスです。よく知られているとは思いますが、イエス・キリストが生まれたユダヤ教の文化圏では日没でその日が終わっていました。つまり、夜からもう次の日なのです。聖書でもよくよく読んでみると、この風習に則って人々が行動している様子が描かれています。クリスマスというのは夜から始まるのです。日本では「前日の前日」という意味で「イブイブ」という言葉も生まれましたが、じゃあこれは間違っているのかというと、もう英語圏でもかなり昔からeveは「前日」を指すようになったので間違っているわけではないのでしょう。

ちなみにこのイブの"eve"はハロウィン(Halloween)の"ween"と同じ起源だったりします。ハロウィンがケルト文化を起源とするのも結構有名だと思いますが、「ハロウィン」という名前の起源はキリスト教です。キリスト教としては違う信仰が広まってしまうのは困るため、このケルト文化をキリスト教の日に塗り替えるために「諸聖人の日」として広め、その前夜(All Hallow's Eve)が"Halloween"となったらしいです。この繋がりは偶然、ハロウィン中にライブ配信してたので見てみたラテン語Vtuberの配信で知りました(笑)。もうだいぶ前なので覚えていないのですが、たぶんアニマって名前のVtuberさんです。ありがとうございました。

これは宗教学等では「土着化」と呼ばれる現象らしいです。広まった地域の風習に合わせて宗教や信仰の形態が変わっていったわけですね。ちなみにクリスマスも土着化した風習です。イエス様は12月25日に生まれたのかっていうともちろん生まれてないわけで、何故この日になったかというと、この日はもともと太陽神のことを祝う日だったようですが、キリスト教は「実はね、その日はキリストの生誕を祝う日なんだ!だから皆で(太陽神じゃなくて)そっちを祝おう!」と言って見事広まることに成功したわけですね。

以上話したことはVtuberから聞いた話、クリスチャンとしてよく聞く話と、大学の宗教学の授業で学んだ内容ですので、参考文献はありません。間違ってないか確認程度には調べたので、皆さんもググればすぐに見つかると思います(Wikipediaとか)。

クリスチャンがクリスマスになんだか夢のない話をしちゃってます。まあ何だって良いと思います。皆で祝える日って大切じゃないですか。宗教的意義やその文化ももちろん大切ですが、今の時代はそれらを尊重しつつ、祝いたい人で祝うことが一番良いと思ってます。日本はクリスマスを祝った直後に初詣に行くことがちょくちょくネタにされる国ですが、ある意味日本は「細かいことを気にせず皆で楽しむ」ことを上手くやってる国かもしれませんね。

本当は今日書き始めたのは単に、自分の中で色々とクリスマスの意味について考え直したいなって思ったからです。クリぼっちで寂しいから、とかではないです(笑)。今年はクリスチャンとして悩みの多い1年だったので、少し個人的な再確認をしておこうと考えました。話が脱線したので、一旦ここで区切って改めて記事を書こうと思います。

それでは、良いクリスマスをお過ごしください。