雑談はコーヒーと共に

ダラっと好きな事について語り合いましょう、コーヒーでも飲みながら。

ONE OK ROCK - Takaの英語力について

数日前にONE OK ROCKが新曲『Renegades』をリリースしましたね。

動画もMVもかっこいいですね。私はこれがEd Sheeranとの共作だと知って飛びつきました(笑)。ギターからしっかりEd Sheeranのバイブスを感じてテンションが上がります。ONE OK ROCKもちゃんと好きですがしばらく聞いていませんでしたね。昔のお気に入りは『NO SACRED』です。

私、実は英語教育関係の仕事についているのですが、今日はその観点から話そうかなって思います。なぜ急にブログを更新したかというと、教え子宛に書いた文章がそのまま使えると思ったからですね。

ワンオクのTakaと言えば英語の発音が上手いことで有名ですね。私自身、ランダムで流れてきた英語の歌を洋楽だと勘違いした経験があります。ニア・ネイティブな私も騙せたわけです。帰国子女の友達たちとの会話でも「彼が外国に行っても唯一英語でも通用している歌手」と称賛していた友達もいました。

今回、興味深いと思ったのがそのメイキング動画。下に埋め込んでおきますが、3分目辺りから、TakaがEd Sheeranに発音(や曲としてのイントネーションなど)の指導を受けながら収録しているシーンが流れます("Got a fire in my soul" や "We're the forgotten generation"の部分です)。音楽としての歌い方なので英会話とはちょっと違うかもしれませんが、それでもTakaが上手く歌うにはネイティブの人の発音を何度も聞き、繰り返し、自分のものにしてから歌っているのが見えます。

Ed Sheeranが 

"I did this umm… Italian song about two years ago and I was so tired after it like my head just hurts, so I know where you’re at right now." (2年くらい前にイタリア語の曲をやって、頭が痛くなるくらい疲れたからTakaの気持ちも分かるよ)

と励ましており、Takaも

"I need to like you know … the words… get into my body… and just come out. So I need a time. Normally I will do first thing just like singing, and after that, at the same time I have to memorize the melodies too." (最初に歌詞を自分の体に馴染ませてそれから出てくるんだけど。だから時間が必要。普段は最初に歌いながらメロディーも同時に覚えないといけないから大変だ。)

と答えています。(動画の字幕は意訳ですが上手く訳していると思います。私の訳は直訳寄りです)。 英語の発音が抜群だと評判のTakaも、最初は英語をしっかり吸収して自分のものにして初めて上手く発音して歌えているのだと言っているわけです。

これは英語の学びにも思っています。英語の学びには、たくさんの英語のインプットを受けることが重要だと思います。たくさん聞いて取り込んでこそ、初めて満足に話せる(アウトプットできる)ようになると思っています。Edがその「正しい発音(もしくは音楽的に好ましい歌い方)」を提供して、Takaはそれを必死に飲み込んでから歌っているわけですね。しかも、同時にEdが彼の発音を直したりアドバイスしたりしていたと思います。このネイティブや英語教師による英語の指摘・アドバイス(Corrective Feedbackとも言います)も英語上達にはとても効果的なものだと言われています。

なので、「Takaみたいに英語上手くなりたい!」と思っている人は、彼が英語を上達させているそのプロセスに着目しても良いでしょう。つまり、たくさん聞いて、ひたすら繰り返して練習していくということです。

まあ私は第二言語習得の分野はかじりましたが、専門者ほどの深い知識はありませんので、私個人の意見であることは最後に言っておきたいと思います。

ひとまず、「Ed Sheeran最高!」とファンとして言って締めておきましょう。(○´艸`)