雑談はコーヒーと共に

ダラっと好きな事について語り合いましょう、コーヒーでも飲みながら。

アニメのDVD・BDの値段について

ボリビアに住んでいた頃のお金の話でもしましょう。

DVD・BDの値段についてですが、要は日本とボリビアの物価の違いの雑談です。

 

やはり発展途上国って物価は安いですよね。タイ現地ではタイシルク製のタイパンツが2千円もしない値段で売っててビックリしましたよ。ボリビアもかなり物価が安い国でした。

余談ですがボリビアの通貨はBolivianoと言います(しかし長いのでよくあるpesoとも言われます)。日本語でも長いので1ボリ、2ボリです。なんかぼったくりしてるような表現ですが実際に日本人相手にはぼったくる国なので間違ってないです()。

1ボリ=16円くらいですね(2021年5月時点)。

どれくらい安いかと言うと、バス代が元々3ボリ(48円)、後に値上がりして5ボリ(80円)でした。日本人が経営する日本料理店で食べられるカツ丼は15ボリ(240円)でした。日本人が財産持ってボリビアに行くだけで大金持ちになれます。ボリビア人の目には日本人は歩く札束に見えるらしいです(実際に言ってました)。

そしてアニメのDVD(もちろん海賊版♪)が5話くらい入って15ボリでした。安いですよね〜。海外ではなかなかアニメとか放送してないのでいつも買うのを楽しみにしてました。その感覚で日本に来てみると、DVDが3話くらいで6千円以上。高すぎるでしょ!って思いました。特にお小遣いで生きてる高校生とかはそう思いますよね。

なので、日本に来てしばらくは「高すぎるので普通に海賊版サイトで無料で見てもよくね?」って思ってました。ボリビアは中国並みに(失礼)法があってないような国なので海賊版サイト見放題でしたが、もちろん日本では違法。良い読者は真似しちゃダメですね。まあ、ボリビアくらいの辺境になると海賊版サイトとか行かないとアニメ見れなかったのでご容赦を…。今はもうしてないので…。

 その価値観が変わったのは大学生の頃ですかね。先輩が「アニメーター達がブラックなスケジュールと環境の中で身を削って作ったアニメを何も報酬を与えずに見るのは悪だと思う」と言ってくれた時からですかね。ちょうど「SHIROBAKO」というアニメが再放送とかして一緒に見てた頃でした。実際、SHIROBAKOで描かれるアニメ制作の大変さを見るとそう思えましたね。そこから少しづつ、ちゃんと買ってみるべきだと思えるようになりました。

あと、声優に詳しい友達が「声の仕事って超売れてる声優じゃない限りほとんど儲からなくて、お金が入って助かるのはグッズ」とか教えてくれたのでグッズから入る収入も見るようになりました。楽天マー君ってめっちゃお金もらって楽天入ってますけど、払った側の楽天は赤字になるのかと言えばそうではなく、マー君効果で売れまくるグッズでむしろガッポガッポに儲かるのがほぼ確実らしいです。まあそんなわけで、昔はあんまり興味なかったグッズやお菓子等のコラボとかも意識して買うようになりました。不思議ですよね。一種の投資というのか、貢ぎ物というのか、課金というのか、そんな感覚。

だから今のDVD・BDの値段についても、値段が高い事実は変わらないと思いますが、製作陣(特にアニメーターとか)のことを考えると、ちゃんとお金が入るようにしてあげないとな、とは思えるようになりました。まあ今の時代はサブスクとかで、収入源はもう少し増えた…のかもしれませんが(まだそこらへんの仕組みは詳しくない)。

日本は物価が高い国かもしれませんが、それでもとても高い品質の商品や食べ物、そして安心できる生活に囲まれているわけですね。ボリビアはどんなに安くものが買えても、日本レベルの安心安全は買えないので。

何事も今あるものに感謝しないとですね。日本の偉大なサブカル職人たちにも日々感謝です。